肩からビーム
仕事が一区切りついたので、夕方、ちょっと走りにいきました。
季節は本格的に冬。家を出たときはまだ太陽が出ていたのに、帰り道はもう薄暗くなっていました。
早く帰らなきゃなーと思いながらも気ままに流していたら、私の横を車が一台、徐行しながら通りすぎていきます。
通り過ぎたのは、赤いランプをちかちかさせたパトカー。
通り過ぎたのは、赤いランプをちかちかさせたパトカー。
おお! 年末だから見回ってるのかな~。とのんきに考えていたら、私の前方でふと停車します。
えっ、と思って見ていたら、中から制服姿のおまわりさんが出てきました。
そして私の方をじっと見ています。
そして私の方をじっと見ています。
えー! これって、明らかに私に用事だよね。
もしかして寒すぎて罰金かな? でも外が冷えるのは私のせいじゃない……、いや私のせいなのかな……? とか色々なことを考えていると、おまわりさんが話しかけてきました。やっぱり私に用事でした。
「ランニングですか」
「あ、はい」どきどき
「あ、はい」どきどき
「外は暗いですから、これ、使って下さい」
さっと差し出されたもの。それは反射テープでした。
さっと差し出されたもの。それは反射テープでした。
受け取って暫くおまわりさんを見てしまう私。
「えっああああありがとうございます」←挙動不審
「えっああああありがとうございます」←挙動不審
はっ、つけなきゃ。
そう思って、肩から提げます。
そう思って、肩から提げます。
「あああああありがたく使わせていただきます」挙動不審 (2)
ぺこぺこと頭を下げると、おまわりさんはほほえみました。
そしてそのままパトカーの中に戻って行かれました。
そしてそのままパトカーの中に戻って行かれました。
暫くその場に突っ立っていた私。
私がもらったのは、テープだけじゃなくて、身の安全なんだ……。そう気付いて、少し涙が出ました。もっとお礼言いたかった。
私がもらったのは、テープだけじゃなくて、身の安全なんだ……。そう気付いて、少し涙が出ました。もっとお礼言いたかった。
なんて言えばいいんだろう。人の気持ちがめちゃくちゃ温かかったです。
仕事納めで世間はお休みモードに入っているのに、こうして頑張ってる人がいるんだ。
しかも、どっかのバカヤローがストレス解消と銘打って無計画に走っているのを見過ごさずに、こうして気にかけてくれるなんて……。
帰り道はずっと心がぽこぽこしてました。足も浮いてたかもしれません。空中走りでいいよ、もう。
こういう人の優しさとか、温かさって、なぜか突然不意打ちでやってきます。
心の準備ができてないから、むき出しの心にズドンと響くんです。
心の準備ができてないから、むき出しの心にズドンと響くんです。
そのあと、カーブミラーがあるたびにわざとペースを落として、車のヘッドライトに反射する自分の肩をさりげなく映しては喜んでおりました。挙動不審 (3)
あの時のおまわりさん、ああああありがとうございました。私、絶対に事故りません! ずっとあああああありがたく使わせていただきますね。挙動不審 (4)!
年の瀬ですね。みなさんがいい年を迎えられること、願ってます。



















